ガイノイドの瞳に映るモノがDVDでも見えました。
「何人か鏡を把りて、魔ならざる者ある。魔を照すにあらず、造る也。即ち鏡は、瞥見す可きものなり、熟視す可きものにあらず。」
なるほどな、と思いました。
頭を使う映画は嫌いじゃないんですが、INNOCENCEの哲学的な方向性はちょっと好みじゃないです。
ガイノイドの瞳に映るモノがDVDでも見えました。
「何人か鏡を把りて、魔ならざる者ある。魔を照すにあらず、造る也。即ち鏡は、瞥見す可きものなり、熟視す可きものにあらず。」
なるほどな、と思いました。
頭を使う映画は嫌いじゃないんですが、INNOCENCEの哲学的な方向性はちょっと好みじゃないです。
まこりん最高!!
とか思いました。
画が繊細で美しい。90分間、詩を視覚野に叩き込まれたような強烈な印象です。凄まじい。
まこりん最高!
とはいえ詩なので、話の展開が微妙だったりします。まこりんは長編に向かないと言われる所以ですね。
あと、初っ端から作画のミスがあったり(それがわざとそうしているのかどうかはハッキリしない)やっぱり海外に発注するのはリスクが高い(けどしょうがない)ですね。
まこりん処理が入るシーンは須く総じて完璧なんですが。
あと、今回は脚本と仕上げをまこりんがやったみたいなんですが、原画→動画でまこりん処理が必要になるようなシーンは省かれたみたいで非常に残念です。
初期のパイロット版で、サユリを中心にカメラを回して、彼女の戸惑いと孤独を巧みに表現したシーンがあったんですが、そういうのが無くなってしまいました。
パイロット版のシーンがほとんど使われなかったのも残念です。
やはり、アニメプロダクションを使うとなった時点で表現手法に制限が生まれた、ということなのでしょう。
逆に言えば、「ほしのこえ」では好きなように表現できた、と。
どちらが良いかは一概に言えないのですが、まこりんの真価はむしろ、まこりん演出ともいえるこういった表現手法にあると個人的には思っているので、ちょっと物足りない感が残ります。
とかどうでも良くて! その飛行機! 飛びませんから!
落ちますから!!!
平行世界だから何でもあり(笑)