[広告] テストデータ生成なら疑似個人情報ジェネレータ!! (People to People Communications 株式会社)
[広告] 疑似個人情報ジェネレータで個人情報漏洩対策!! (People to People Communications 株式会社)
携帯向けサイト | 過去の記事
気になるニュースや時事の話題を毎朝配信!世界と日本の未来を分析します。デジモノや料理の情報、WQXGAサイズの壁紙も。

Windows 7 で Perl の開発環境・実行環境を整える!

| コメント(0) | トラックバック(0)

ここでは、Windows 7環境に、Perlの実行環境と開発環境を導入する方法を解説する。従来、WindowsでPerlを開発するには、ActivePerlとテキストエディタの組み合わせが推奨されてきたが、今回は、導入・設定が非常に簡単なIDE(統合開発環境)"Padre"を紹介する。

(最終更新日: 2010 / 6 / 4)

はじめに

それほど規模の大きくないPerlの開発では、Windowsのテキストエディタでコードを開発環境に、安い(もしくは無料の)レンタルサーバを実行環境にしたりします。レンタルサーバに繋ぎっぱなしにしたSFTP(or FTPS or SCP)経由でコードを書いて、ブラウザで結果を確認する、という方法で、非常に手っ取り早いです。筆者も良くそうしています。

とはいえ、コードをインターネットに置きたくない(置いてはいけない)、とか、サーバに負荷がかかると困る、とか、いろいろあるので、手元で開発しなきゃいけなくなる場合があります。実験用のLinuxサーバを用意しておけば簡単ですが(筆者も良くそうしています)、ここでは、WIndows 7マシン1台で開発から実行までやってしまおう、という話をしたいと思います。ちなみに、なんでWindows 7かと言うと、すでにWindows XPは市販していないからです。

WIndows における Perl の開発環境・実行環境には、次のようなものがあります。

ここでは、ダウンロードから開発開始まで5分もかからない「Padre」を紹介します。Padreは、開発環境のPadre本体と実行環境Strawberry Perlのセットになっています。セットアップは、紹介する内容もないくらい簡単です。


1. ダウンロード

Padre のページにアクセスして「Download」をクリックし、ダウンロードページを開きます。


Windowsの下のPadre 0.56 MSIをクリックしてダウンロードします。

perl perl02


2. インストール

ダウンロードした strawberry-plus-padre.msi を実行します。

perl perl03
現状、実行すると「不明な発行者」と表示されます。
気になる方はウイルスチェックをした後に実行すると良いでしょう。


ライセンスの確認です。ライセンス条項に同意する場合は、チェックボックスにチェックを入れましょう。

perl perl04
ライセンス条項と言っても、書いてあるのは、「Padreはいろんなオープンソースのプロジェクトの成果を集めたものなので、詳しくはインストール後にライセンスを見てね」ということです。ライセンスについてはこのページの最後の方を参照。


◆ 管理者権限が必要です! ◆
「Install」をクリックするとインストールが始まります。Windows 7のユーザ権限で実行していると、以下のように、管理者アカウントのパスワードを求められます。パスワードが分からなければ、管理者を呼びましょう。

perl perl05


以上で、Padreのインストールは終了です。これで、もう、Perlの開発環境・実行環境が整いました。

perl perl06


3. 実行

インストールした Padre を起動してみましょう。

スタートメニューに、アゲハチョウのアイコンで「Padre」が登録されています。クリックして起動しましょう。

perl perl07
アカウント名とか気にしたら負けです。


Padre が起動しました。

perl perl08


テストコードをサクサク書いていきましょう。

#!/usr/bin/perl

print("Hello World!");
書いたら「保存する」ボタンを押すなり Ctrl+S を押すなりして保存しましょう。
perl perl09
Windowsで実行するだけだったら、1行目は不要ですが、移植性を考えて、このように書いておくことが推奨されているようです。


保存ファイル名は適当に test.pl とかそんな感じで。

perl perl10


保存したら、実行してみましょう。「スクリプトを実行する」ボタンを押すと・・・

perl perl11


下に「出力」タブが現れて、"Hello World!"が表示されます。

perl perl12


ということで、あっという間に、Perl の開発環境・実行環境が整いました。Perlの機能拡張が簡単に行える CPAN にも対応しているので、サクサクとモジュールを追加すれば、高機能なコードがサクサクと書けます。


ライセンス

Padre および Strawberry Perl のラインセンスは以下の通りです。(2010 / 6 / 4 現在)
  Padre : the Artistic license or GPL Version 1.
  Perl : the Artistic License or GPL Version 1 or later.
  Strawberry Perl : Perlのラインセンスに従う。
その他、Strawberry Perlの同梱物のライセンスにも注意が必要です(全てOSI-compatibleなライセンスである、と謳われていますが、筆者は確認していません)。


関連記事

Windows 7 で Perl の開発環境・実行環境を整える!
Windows 7 で Visual Basic の開発・実行環境を整える!
Windows 7 で C# の開発環境・実行環境を整える!
Windows 7 に Eclipse をインストール&日本語化する!
Windows 7 で Java の開発環境・実行環境を整える!
Windows 7 で C/C++ の開発・実行環境を整える!
Windows 7 で PHP の開発・実行環境を整える!

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: Windows 7 で Perl の開発環境・実行環境を整える!

コメントする

コメントしても反応がない場合は、気が付いてないだけですので、Twitterなどでつっついてください。









    [広告] IL MILIONE ~世界の風景100撰~ 特大サイズ壁紙集 (People to People Communications 株式会社)