# 昨日アップする予定でしたが、書いてる途中でPCが落ちて原稿が飛んだり、
# 思いの外、長文になったりして、一日遅れになってしまいました。
三年前は、翌日の仕事に差し障ると思いながら眠れずにいろいろ思いを巡らせ、
一昨年は、WinXP on mac に夢中で徹夜し、
去年は、覚えていないということは熟睡し(mixi日記によるとPASMOがスタートした日w)、
今年はというと、ゲームしてて、気が付いたらその刻を過ぎていました(最低)。
毎年、なんだかんだで節目節目に、この日を迎えていたようで、
今年も、なんとなく思ったことをつらつらと書いてみようと思います。
・批判されることに慣れるということ
最近、プライベートなことで、マイノリティな活動を精力的に展開していたのですが、
案の定、2chに晒されまして(個人情報は出していないので実害はない)。
2chで批判を受けるのはこれで4度目(?)で、批判を受けること自体は
別に何も思わないのですが、しかし、相変わらず慣れないものでして、
批判的なことを言われると、脳の回転が一瞬止まってしまう、という悪い癖が
いまだに直っていないのを実感した次第です(冷静に観察できてただけマシにはなった)。
実に残念なことに、世の中言ったモン勝ち的な側面があるのは否定できないことで、
この先、何度も批判や誹謗中傷を受けることがあろうと思うわけで、
そんな時に上手く対処して、危機をチャンスに変えるくらいの器量を持ちたいなあと
そんなことを思いました。
・依存的傾向と、反インターネット的運動について
1週間前に、テレビ番組でのテリー伊藤氏の「ネットで頭がバカになる!」発言が
ネットで(笑)話題になっていました。
◆「ネットで頭がバカになる!」 テリー伊藤の主張を「否決」
http://www.j-cast.com/2008/03/10017647.html
個人的には、ある点において間違ってはいないと思います。
つまり、依存的傾向が現れているのではないか、という点で。
ゲーム依存症や、パチンコ依存症(という言い方が良くないのであれば、
賭博依存症と言い換えても構いません)の症状と同じように、
インターネットという娯楽に依存が形成され、
特定の価値観の強化が行われているのではないか、という懸念です。
懸念といえば、情報の取捨選択を行う価値観が形成される前の青少年が
情報の波に飲み込まれたらどうなるんだろう、というのもありますが。
いずれにせよ、インターネット規制という方向性は、方法として無効なので、
インターネットとの上手いつきあい方を模索していく方向が良いと思う次第です。
<関連>「パチンコをする人は人間のくずだ。」と言われました。本当ですか?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1115077891
心理学的にも、社会学的にも、実に興味深い釣り。
・業務のゲーム化と、MMORPGの現実
1年ほど前に、IBMのSOA教育用ゲーム「Innov8」が話題になっていました。
◆SOAはゲームで学べ――IBMの「Innov8」がお披露目
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0705/23/news007.html
関連する話かどうか知りませんが、企業の業務をMMORPG的にしよう、
という向きがあるそうで、
MMORPG好きな、というより依存症な僕としては、密かに期待していたのですが、
ときどき思い出しては検討する、ということを続けた結果、
少なくとも個人的に満足できるようなゲーム的執務環境は、著しく困難である、
という結論に達しつつあります。
最も困難だと思われているのは、統一的で正統だと信頼されうる評価基準、
なんだと思うのですが、そんなものよりももっと困難な問題があって、
それは、コミュニケーションだと思うのです。
MMORPGはコミュニケーションを楽しむゲームだと僕は信じていて、
そして、人間同士のコミュニケーションというものは、
不愉快なことが往々にして起こりうるものだと思うのです。残念ながら。
そこを上手くカバーするのもコミュケーションの力だったりするのですが、
困ったことに、コミュニケーションの結果を評価する方法がない、
というのが、理由です。
というのは表向きな話で、個人的に満足できない理由は、寝マクロ(以下略
・MMORPGとサクラ
と言っても、右上に広告の出てる、さくらインターネットのMMORPGではなく
(撤退するんじゃなかったっけ?)。
MMORPGがコミュニケーションを楽しむものであって、
コミュニケーションを理由にゲームを離れる人がいるのにも関わらず、
運営会社が、コミュニケーションをサポートする仕組みを導入しなかったり
直接的にコミュニケーションをサポートしないというのは、
ビジネスとして実に不可解である、と思ったのでメモ。
サクラとして、コーディネータを投入してもいいんじゃないか、とか。
それを考えれば、業務のゲーム化の問題も、
コーディネータの評価はゲームの外で行うことにすれば、
一応、解決するような気がしないでもない。
・アプリケーションの信頼性問題
■【らめぇ】ログイン情報を盗む極悪Gmail用ツール(しかも有償)の存在が発覚
http://www.gmail-maniacs.net/2008/03/gmail-62.html
■Vectorの一部ソフトがOSプロダクトIDやユーザ名を作者サイトに送信
http://slashdot.jp/security/article.pl?sid=08/03/16/2225225
良くある話、と片付けるのは簡単なんだけれども。
食品の偽装問題と似たようなところがあって、結局、いち消費者としては、
信頼できるメーカーの食品を買うくらいしかできないと思うのです。
成分偽装のクロマトグラフィーとか、産地偽装のDNA検査とか、
とても消費者には手に負えない。
同じように、パケットを調べるのを、ユーザに求めるのは酷な話だと思う。
しかるべき公的機関か何かが、流通するソフトウェアの安全性を
抜き打ち検査するような、食品検査と同じような仕組みを作っても
いいんじゃないかな、とか思いました。
マイクロソフトがその気になれば、もしくは、WindowsUpdateを乗っ取れば、
ひと月で、世界中のオンラインバンク口座の何割かは掌握できる、
ということに気が付いて、うーむと唸ってしまいました。
・ダイエットについて、もしくは欲求のコントロールについて
一般的に、体重というのは、摂取カロリーと消費カロリーで決まっていくもの、
なのですが、個人的見解では、食欲と消費カロリーで決まるものでありまして、
いかに食欲をコントロールするかが問題なのではないかと思うのであります。
欲求をコントロールするというのは、宗教に頼らないとすると
(たとえ頼ったとしても)実に難しいことです。
また、食欲を我慢するとストレスが溜まり、
代替行動として食べる方向に走ってしまう、ということもあり、
長いことこの問題は僕を悩ませてきていたのでした。
で、最近、ようやく分かったのですが、
食欲の源泉のひとつに、人間は食べなければならない、という脅迫的な観念が
ありまして、この観念を意図的に回避してやると、
確かに食欲を意図的に減衰されることができたのでした。
観念を回避してるだけで、我慢しているわけではないという、
なんというか脳だまし?w
まあ、食べ物がない時代ならいざ知らず、
この飽食の時代に(お金さえあれば)死ぬことは無いよねーということで、
しばらくは、このまま行こうかなと思う次第です。
・準児童ポルノとか
◆アニメ・漫画・ゲームも「準児童ポルノ」として違法化訴えるキャンペーン MSとヤフーが賛同
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/11/news097.html
そういう趣味はないので、別に口出さなくてもいいや、と僕も思ってたし、
たぶんそう思っている人が多いんじゃないかと思うんですが、
準児童ポルノとかいう概念を作り出して、しかも単純所持まで犯罪になると
さすがによく分からないし困る。
と言ったあたりは、小寺さんが九割九分言ってくれたのでそっちを。
◆「児童ポルノ法改正」に潜む危険
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0803/17/news010.html
日本ユニセフ協会についての言及は、ここまでが限界だよねwww
というところが一分。
アグネス・チャンの曲、子供の頃は嫌いじゃなかったんだけどね・・・
僕はここまでが限界www
で、そんなものをやるのであれば、当然、「準児童ポルノ規定ガイドライン」
みたいなのを作るんだよね、国民に配るんだよね、とか思うわけで、
できれば具体例を出しつつ境界線を確定していただきたいwww
たぶんバカ売れwww
あと、裸の男児と女児が抱き合って接吻しているという、
実に破廉恥な準児童ポルノの例(嘘)を見つけたのでご紹介。
■ウィリアム・アドルフ・ブーグロー The First Kiss
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:Kiss_%281873%29.jpg
生命に対する賛美や歓びを表現した傑作だと思うのですが、
規制対象になるのかねー
・インターネットの行く末
いまだ見えず。
方向性は、不確定の波にもまれているように思われる。
確定づけるような、確固たる何かも見えず。
一番見えないのは、著作権のあり方が、いつ頃変わるのか、という点。
今日明日にでも変わってもおかしくないし、
5年くらいならあの手この手で今のまま頑張りそうな気もする。
・現実は辛いか否か
大なり小なり辛いと思わない人はいない、と思いこんでいましたが、
意外と、辛いと思ってない人もいるんじゃないかということに
最近思い当たって、愕然としました。
どうなんでしょう。