最近読んだ本、その一。『世田谷一家殺人事件-侵入者の告白』
世田谷の殺人事件が発生してからもう5年以上経つんですね。
発生当時、小説のように残虐で冷酷な犯行に戦慄を覚えたものです。
一向に解決のきざしがなくて、常に頭の隅で気になっていたのですが、
新しい視点でこの事件を見たと評判の本を読んでみました。
全体を通して香り付けされてるフィクション臭を取り除くと、
実は核心を捉えてるんじゃないかと思えました。
数年前から頻発している、理解に苦しむ事件の数々について、
クリミナルグループ、アジア出身の無秩序犯罪集団という考え方は
理解を助ける鍵になると思います。
本に書かれている九割くらいがフィクションだとしても、
日本にそういった犯罪集団が存在し、存続するだろうということは、
普段の生活の中で、実感として感じられることではないでしょうか。
そんなわけで、そろそろ、治安の悪化を前提に
生活を考えていかなければならない時代なのかな、
などと思ったのでありました。
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