日本でのバイオエタノール生産の可能性

◆バイオエタノール　道内、沖縄を拠点化　シェア１割目標　首相指示
http://tinyurl.com/ydrabz

政府の支援枠を巡る利権争いとか、製糖業の株価暴騰とか、
そんなのは正直どうでも良くて、
エネルギー資源を持たない日本にとって、
植物から作るバイオエタノールはエネルギー自給という点で
非常に重要な意味を持つのである、とか思って調べてみた。

バイオエタノールの主な素材は、サトウキビ（ブラジル）または
トウモロコシ（アメリカ）。
アメリカとブラジルだけで世界の生産量の7割強を占める。
生産コストは、ブラジルの20円/Lが最安。

日本でも、ブラジルのようにサトウキビからバイオエタノールを
作ればいいじゃん、と思ってみたものの、芳しくない。

サトウキビ1tの買取価格
　　ブラジル　約 2,000円/t
　　日本　　　約20,000円/t

圧倒的。

サトウキビ1tから90Lのエタノールが作れるとして、
日本だと1リットル222円。

あはははは、無い無いｗｗｗ

「沖縄でバイオエタノール実証プラント」っていうニュースを
よく聞く割に、商売が上手く行ってるって話を聞かないのは
そういうことだったんだねー、と納得。

ちなみに、アメリカの生産コストは30円/L。
高い関税(0.14ドル/L)と補助金で国内のエタノール産業を守っている。

# 日本はエタノールの関税を段階的に引き下げているところ。

さて。ここでムリと諦めてはいられない。
　・サトウキビ栽培を根本的に見直す。
　　サトウキビの生産コストのほぼすべてが人件費。
　　人件費で10倍の差が出てるなら、10分の1の手間で
　　作れるような栽培技術のパラダイムシフト（ｒｙ
　　　- どうせ人間の口には入らないんだから、
　　　　タブーとか破っちゃって遺伝子を操（ｒｙ
　　　x 耕作面積と太陽エネルギーで負けてるけどね
　・テンサイを使う（テンサイのほうが生産コストが低い）
　　　- http://www.sankei.co.jp/news/061031/kei005.htm
　・トウモロコシを使う（アメリカ方式）
　・米を使う
　　　- http://tinyurl.com/yazcep
　　　　350円/kg→23円/kgってどんなマジックだよ、とか思た

どこまでいっても、人件費の問題がついてまわる……。
そもそも、価値を付加するから日本の経済は成り立ってるわけで、
価値の付加されないエネルギー資源を日本の人手で作ろうなんて……。

とか言いつつ、思いついちゃったのですよ。
ムフフフフフフ。
日本にしかないもの、日本の強み×３。
とりあえず計算中。

-- 追記
かなりムリポ。