僕らの世代は、不況の中で多感なころ(笑)を過ごしましたので、
「職安」という言葉には、非常に悪いイメージが付きまとって
記憶されているのであります。
別に、職案自体が悪いわけではなく、
「どうせ職安に行っても仕事ねーし」といった、
経済環境そのものを象徴するのが職安ということでございます。
そんなわけでして、たとえ名前が職安からハローワークに変わっても、
強い刷り込みイメージというのはそうそう流れるものではございませんで、
警察署に次いで2番目に行きにくい役所なのであります。
# ちなみに3番目は税務署。
とか前置きはさておき、ハローワークに行ってきました。
コンピュータが並ぶ近代的なオフィス的ハローワーク、
みたいなニュースを見たことがあったので、
ちょっと期待してたんですが、川崎のハローワークは、
昔ながらの役所に座席とコンピュータを並べた施設でした。
ま、そうだよね。
ハローワークの業務を民間に委託する実験(市場化テスト)が、
来年?から始まるそうですが、僕には必要性を感じませんでした。
限られた予算のなかで、手作りながらもサービスレベルをあげよう
という雰囲気で、しかも、お昼休み返上で窓口を開けていたり、
よくやるなあ、とも思いました。
民間委託の話があるのでサービスレベルを上げた可能性もあります。
他のハローワークも見たことがないし、なにより、
肝心の斡旋や相談っていうのを経験したことがないので、
正直何も言えないんですが、規制緩和ありきで話が進んでいる
のではないかと危惧していて、何を目的に規制緩和を行うのか、
何をもって評価するのか、をハッキリさせる必要があるし、
何より失業者のためにならないような業務になっていないかを
監視する必要があるんじゃないかと思うわけです。
などと、はじめてのハローワークは、とても面白かったです。
ぜひオヌヌメ! 一回行ってみるといいよ!!(マテ