「就職活動の実績を得る」という、少し後ろ向きな動機で
ハローワークが主催している「就職支援セミナー」というのに
参加してみたんですが、これが実に面白い。
内容自体は、良くある「再就職に向けての心構え」とか、
「再就職の流れ」とか、「面接の受け方」とか、
とくに今更聞く内容でもないんですが、このセミナーを
『面接する側の立場』で聞くと実に面白いことに気が付いて、
実に楽しく聞いてしまいました。
例えば、面接の受け方についての解説。
後ろ向きな内容(退職の理由)を、いかに前向きに写像して話すか、
といったテクニックが解説されていたのですが、
面接する側では、当然そういったテクニックを知った上で
(言うまでもなく、テクニックを使用していることも評価に含め、)
写像関数を推測して、理由を元に戻したうえで、
言外にあるバックグラウンドを想定して、そこからその人の
『ひととなり』を見る、ということを瞬時に行わなければならない、
ということになるわけです。
普段、人を見るときに無意識にやってることですが、
面接というのは、ある意味、定石たるテクニックが決まっているために
独特の駆け引きが可能なんだな、というところが興味深くて、
周りの受講者がつまんなそうにしてる中、
ひとり目を輝かせていたのでした。
ハロワ万歳。
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