ぶっちゃけると、火鍋ってタレがなかったら、それほどの料理じゃないのかも?
とか思ったので、改めて、鍋とは何か考えてみることにした、というか現実逃避。
■鍋料理 - wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8D%8B%E6%96%99%E7%90%86
日本における鍋って、どちらかというと、素材のうまみを引き出しつつ、
うまみを素材に吸わせて、渾然一体の調和を図る、という流れの料理な気がする。
湯豆腐としゃぶしゃぶは例外かもしれない。
湯豆腐は、豆腐のベクトルを極限まで伸ばすことに特化した料理。
しゃぶしゃぶは火鍋の流れという話もあるので、日本の歴史的な鍋ではないかも。
素材にも、うまみを出すもの、うまみを吸うもの、うまみを減じるもの、等々ある。
うまみを出しやすいもの(出汁を除く)。
・肉とか魚介の類。ミンチにしてあるとうまみを出しやすい。
・ネギなどのユリ科の野菜
・きのこ
・練り物
うまみを吸いやすいもの。
・きのこ
・豆腐。ただし、うまみを吸うには時間がかかる。
・野菜。ただし、白菜の芯や大根、人参なんかは、うまみを吸うのに相当時間がかかる。
・炭水化物の類
うまみを減じるもの
・白菜。水分を出すので。
・魚介類。臭み。
・えぐみのある野菜。
・きのこ。アク。
調理時間の長短について
・調理時間の長い鍋は、スープに近い。渾然一体の調和に導きやすい。
・調理時間の短い鍋は、タレを使うことで、うまみの吸収の少なさを補っている。
タレの例
・出汁醤油
・ポン酢醤油
・生卵(すき焼き)
・調理時間の短い鍋は、肉や魚から、うまみが逃げつくさない利点がある。
ふーむ。
こうして整理してみると、いろいろ見えてきますね。
鍋だから、という理由だけで白菜(の芯)を火鍋に使うのは、どうなのか、とか。
おもしろい。
実におもしろい。
超えてやる! 超えてやるぞ! 火鍋を!!
ふはははははは!!