■自分で考える前にググっていませんか? - Life is beautiful
http://satoshi.blogs.com/life/2008/06/post-2.html
大学生にレポート課題を出したら同じようなものが返ってきて、調べたら、ググった結果だったという話。短期的効率重視の会社(周りの人を煩わせず、一人で悩まず、ググって答えが出るならそれでいい、考える必要なんてない、時間の無駄だ、などという会社)にとっては有望な人材なのかもしれません。
そのうち、採用も、それ系のSNSをググって見繕って、とかそんな時代になったりしてw
SEOテクニックが就職希望者の間で流行したりw
# 履歴書の書き方テクニックとあんまり変わらないか。
思考停止というのは、とても楽なんですよね。考えるというのはエネルギーを消費するだけあって煩わしい。煩わしいこと、つまり不便なことを代わってくれるgoogleは、その意味で文明なわけですが、考え続けることが文明の本質であるなら、考えることを代替するgoogleは文明の持続的発展を阻害している、と。
ふーむ。
僕は今のところ、そこまでの心配はないと考えます。思考を停止しているだけで、思考の仕方を知らないわけではないからです。ペーパードライバーみたいなものです。
それよりも僕が恐れているのは、思考の仕方を学ぶべき小学校や中学校で、思考停止がまかり通らないか、ということです。つまり、先生もググる、生徒もググる。問題と解答の間に、思考というプロセスが入らずに、ググるというプロセスが入る。そんな状況を恐れています。
将来先生になるかもしれない大学生に注意すべきとすれば、その点かなと思います。
個人的には、ググれるところはとことんググって、思考停止の果てに、人間の仕事は、芸術とかエンターテイメントとかコミュニケーションとか、創造性を必要とするものだけになる社会も面白いな、とは思いますw
あと、中世で確かにヨーロッパでの文明爆発は止まりましたけど、キリスト教の保護の下、文明は維持していました(キリスト教のおかげで地動説が普及しました)し、ヨーロッパの代わりにイスラムでの文明が発展したというのも、忘れてはならないと思います。google教の勢力圏外というのがあるのかどうかわかりませんが。
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