2/4ニュース斜読み－トヨタ急ブレーキ！　不具合問題は長期化の様相

◆プリウスブレーキ苦情１１５件、千葉で事故も
◆新型プリウス、ブレーキ苦情が米で１０２件　日本でも
◆トヨタ：プリウス苦情、日米で１９０件
◆プリウスのブレーキ不具合、米で苦情100件　国内でも14件

プリウス愛好者の集まる掲示板では「ブレーキ抜け」と呼ばれ、既知の問題扱いされていたようだ。ハイブリッド車であるプリウスは、ブレーキを踏むと、まずは電気モータに繋いで回生ブレーキをきかせる（＝充電する＝燃費が良くなる）。さらにブレーキを踏み込むと、ディスクブレーキ（普通のブレーキ）が作動する、という仕組みになっている。

問題は、低速で回生ブレーキング中に、雨の日のマンホール上や段差を走行すると、車輪の回転数に差が生じ、システム上、スリップが発生したと判断する。その場合、回生ブレーキを直ちに中止し、ディスクブレーキを作動させている。しかし、ディスクブレーキが作動するまでに1秒間のラグがあるので、回生ブレーキが中止してからディスクブレーキが作動するまでの1秒間は、完全にブレーキが効いてない状態になる。低速とはいえ、危険な不具合と言えよう。

ドライバー側としては、低速時にはブレーキを意識的に強く踏むことで、最初からディスクブレーキに切り替えておくという対策が可能ではある。が、そんなシステムの特性を把握したような操作をドライバーに負担させるのは、エコカー減税などと言って一般に広く普及させている現段階にあっては不適切である。

個人的な感想を言えば、車輪の回転数を計測してるのに速度を計算しないのは何でだろう、とか。あと、BIOSアップデートみたいな仕組みはないのかな。

◆トヨタ佐々木副社長「トヨタユーザーはトヨタのフィーリングに慣れている」

> 「フィーリングの問題なので、お客様が望むフィーリングになるよう、例えばブレーキをちょっと踏んだだけでぎゅっときくようになるのか、それともちょっと踏んだだけでぎゅっときくのは嫌だというのか、いろいろありますね」

orz

◆「プリウス」、国内苦情70件超　トヨタ、公表前に不具合改良

> また、今年1月から生産している車両にはすでに対策を講じたことも3日、明らかになった。

対策済みかよ！！　対策済みと知った上で、上の副社長の発言を聞くと、非常に感慨深い。

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