以前から読みたいとは思いつつも、機会がなくて読んでいなかったドグラ・マグラが、
青空文庫で公開開始したと聞いて、読んでみました。
■図書カード:ドグラ・マグラ - 青空文庫
http://www.aozora.gr.jp/cards/000096/card2093.html
一応、推理小説に分類されるらしく、内容も、
『精神科学』(作中用語)を用いて主人公を狂気に至らしめ、殺人を行わせた犯人は誰か、
というストーリーがあるにはあるんですが、最後まで納得のいく説明もなく最初に戻るという、
なんだかなあというループ小説です。
とりあえず、2周して、作者の意図があらかた分かったので、読了。
昭和初期の臭いと、今となってはトンデモ学説な『精神科学』に耐えられれば
面白いかもしれません。僕は耐えられませんでしたw
タイトルにもなっている、読者を惑わす技巧は、面白いと思いました。
あと、『本書を読破した者は、必ず一度は精神に異常を来たす、と称されている。』(wikipedia)
らしいのですが、特に異常は来してないようです?
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