8/12ニュース斜読み－東名高速 13日再開を目指す

昨日早朝の駿河湾を震源とする地震により東名高速道路が一部通行止めになっている問題で、中日本高速道路は、13日の再開を目指して突貫工事を開始した。

なお、通行止めになっているのは、上りが袋井ICから静岡ICまで、下りが静岡ICから菊川ICの区間となっている。

◆東名高速「お盆前に復旧を」　２４時間無休の突貫工事
◆東名高速１３日の再開目指す

鉄板を打ち込むだけの一時しのぎになりそう。

◆（写真）地震で路肩部分が崩落した東名高速上り線
◆（写真）地震で崩れ落ちた東名高速道路ののり面
■（写真）東名高速で路肩が崩落、一部通行止め
◆（動画）静岡中・西部、伊豆で震度６弱

崩落現場の写真や映像を見ると、立ち木ごと流されていて、それなりの深さから流れたように見える。周辺の土壌も極めて危険な状態にあるのではないか。再開しても速度規制はするんだろうが、それでも、車の通行に耐えられるかどうか心配である。10mの鉄板が、元の地盤に届いていれば良いのだが。

余震のピークは過ぎているので、今回の地震の余震による被害というのはないかもしれないが、9日の東海南部の地震・昨日の駿河湾地震と、地震が連続しているので、もう一度別の地震が起きたら・・・と考えると恐ろしい。

帰省ラッシュに間に合わせたいというのは重々わかるが、利用者の生命を危機にさらすことだけは勘弁してほしい。

◆地震：東名道の一部崩落...「想定外だった」中日本高速

「盛り土の耐震性については明確な基準がない（ので考えてない）」という発言もあったようだ。さすがに記事にはなってない。今回の崩落は、大雨によって土壌に大量の水分が含まれている中での震度6弱の揺れで起きており、盛り土全体が即ち危険だということにはならない。しかし、起きて欲しくない災害というのは、えてして、起きて欲しくない条件の下で起こるわけで、今後は、一定上の水分を含んだ土壌の液状化まで想定して耐震基準を考えるべきであろう。

◆地震で崩れた？大量の本に埋まり女性窒息死
◆地震で崩れ？本１０００冊に埋もれ女性死亡　静岡

ビブリオマニアとしては、本に埋もれて死ぬのは本望だろうが、読み切れない本は未練だっただろうと思う。心からご冥福をお祈りしたい。そして、本は、飛散防止を考慮した本棚に収納するか、~~もしくは最初から床に敷き詰めておきたい~~。いや、冗談ではなく、大地震の時には、本は凶器になる。本の収納をちゃんと考えておかないと、来るべき東海大地震・関東大地震は生き残れない。

◆静岡県沖地震、負傷者１都３県で１１０人
◆地震：静岡県で震度６弱　８７人重軽傷
◆静岡で震度６弱、負傷60人超

◆静岡で震度６弱、製紙工場が一時停止　東名不通、輸送に遅れも
◆静岡沖地震、帰省客の足揺るがす...東京駅混乱

◆高い防災意識が奏功、避難も円滑...静岡

素晴らしい。

◆緊急速報、６弱・５強の一部地域で間に合う
■2009年08月11日緊急地震速報 - YouTube

予知に頼るのは愚かなことだよね。いつ、どこで起きてもおかしくないよう、日頃から備えておきたい。

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