8/23ニュース斜読み－北海道・東北で休校相次ぐ

新学期がすでに始まっている北海道・東北で、新学期早々に感染が拡大し、学級閉鎖や休校となるケースが相次いでいる。

◆新学期はや学級閉鎖、北海道や岩手では休校も
◆北海道の５高校で新型インフル感染

東京では、早いところでは25日から新学期が始まる。感染急拡大に注意したい。

> 「今のところ、子供の患者から家族に感染した例は多くない

無責任な発言をしないで欲しいな。アメリカの学校で集団感染した例では、家族からも多くの感染者が出た。キスする習慣があるから感染が広がった（日本では稀？）とは言える。いち病院の小児科医に感染事例を網羅していることを期待するのは酷な話であって、聞く方が悪い。

> 部屋を分けるなど家族はできるだけ接触する回数を減らし、全員がマスクをするのがいい」

正しい。部屋はキッチリ分けるべし。ただ、N95マスク＆ゴーグルなどの防備を怠らずに接触すれば問題ない。接触する機会を減らすと精神的に辛い年代の子供の場合は特に。N95マスクの正しい装着方法をマスターしておくことも忘れずに。

◆新型インフル感染の女児、急性脳炎を発症

快方に向かっているようで良かった。子供が感染すると脳炎を併発する場合があるので要注意。

WHOも、新型インフルに感染した子供や妊婦へのタミフルの投与を勧めている。

■Recommended use of antivirals - WHO

確かに、タミフルには異常行動のリスクがあるけど、保護者が監視下に置いていれば、異常行動による転落死などは防げる。新型インフルは子供で重篤するケースがあるので、タミフルの投与を勧める、という内容。また、妊婦や、基礎疾患を抱えている人、合併症を併発しているなど重症の人に、優先的に投与すべき、とも。

この発表では、もうひとつ重要なことが書いてあって、合併症を併発していない軽症の患者にはタミフルを投与する必要はない（投与しなくても1週間で快復するし、むしろ数に限りがあるタミフルを使うべきではない）、ということである。タミフルの備蓄残量が心細くなる年末年始頃から、タミフルを処方されないケースが増えてくるかもしれない。

すでにタミフルの選択的処方が行われているブラジルの事例。

◆新型インフル、ブラジルで真冬に死者急増

ブラジルの人口1億9000万人に対して、タミフルの備蓄は880万人分。分配が上手く行っていないようで、トリアージが行われているとのこと。死者は、現在368人。なお、日本の備蓄量は約3400万人分。

◆タミフル、日本向けに改良　中外製薬、10月出荷へ

タミフル製造元のロシュ社の子会社であるところの中外製薬が、日本でのタミフル製造を開始。もっと早くに始めてれば良かったのに、と思わなくもなくもない。

■【新型インフル】「大拡散ならタミフル複製薬を生産、特許停止も」

なんというか、さすが韓国。いや、今回に限っては、国民の生命の保全のためであって、一定の評価はする。するけれどもさ。特許料を国が肩代わりするとか、なんかあるんじゃないの、とは思う。

◆新型インフルワクチン、初期臨床試験で安全性示す米保健当局

◆新型インフル流行期、ワクチン供給後手に　10月以降、妊婦ら優先

◆七面鳥から新型インフルウイルス　チリ、人・豚以外で初
◆新型インフル：人から鳥への感染、チリで初確認

鳥インフルエンザには感染していなかったようで良かった。綱渡りをしてる気分だね。

にしても、『新型インフルウイルス』って言うから、また新しいウイルスが見つかったのかと思ったよ。『新型インフルエンザウイルス（H1N1-2009）』に、そろそろ一般的な別名を付けてあげるべきだと思うんだ。『メキシコかぜ』とかさ！（ダメだろｗ）